知らずに通っていない?要注意な勧誘スポットまとめ
上京したばかりの時期は、街に慣れていないぶん、どこで声をかけられやすいのかがまだ分かりにくいです。
しかも、危ない勧誘は、いかにも怪しそうな場所だけで起きるわけではありません。
駅前やカフェのように、ふだん普通に使う場所でも、声をかけやすく、断りにくい流れが作られやすいと、勧誘の入口になりやすいです。
東京都は、若者向けのキャッチセールスについて、駅や繁華街の路上で呼び止めて、喫茶店や営業所へ連れていく手口を紹介しています。
大事なのは、特定の街を全部怖がることではありません。
どんな場所が勧誘に使われやすいのか、その共通点を知っておくことです。
この記事では、知らずに通ってしまいやすい要注意スポットを、一人暮らしの若い人向けに整理していきます。
駅前や改札の近く
まず気をつけたいのが、駅前や改札の近くです。
人通りが多く、待ち合わせやスマホ確認で立ち止まる人が多いので、知らない相手に声をかけても不自然に見えにくい場所です。
アンケート、無料体験、モデル募集、就活相談など、入口は軽くても、その後に別の場所へ移動する流れになったら注意が必要です。
東京都の注意喚起でも、駅や繁華街の路上は典型的なキャッチセールスの入口として挙げられています。
繁華街の路上
繁華街は、人の流れが多く、にぎやかで、少し立ち止まって会話していても目立ちにくいです。
そのため、昼は美容や副業、夜は飲食店やバーへの誘導など、いろいろな声かけが起きやすくなります。
警視庁は、悪質な客引きについて、高額な飲食店や違法な風俗店などへ案内される事例があるとして、客引きには絶対についていかないよう呼びかけています。
特に夜は、疲れや気のゆるみで判断が雑になりやすいです。
少し話を聞くだけのつもりでも、その場の勢いで移動すると断りにくくなります。
知らない相手に店を案内される流れ自体を避ける意識が大切です。
カフェやファストフード店
一見安全そうに見えて、実は勧誘の場になりやすいのがカフェです。
友人や知人、SNSで知り合った相手に呼ばれて行ったら、途中から投資、副業、マルチ商法の話になることがあります。
消費者庁や国民生活センターは、SNSやマッチングアプリ、知人経由で会った相手から、別のイベントやビジネスの話に誘われるケースに注意を促しています。
カフェが使われやすいのは、人目があるので警戒しにくく、座ると会話を切り上げにくいからです。
途中で知らない人が合流したり、もっと詳しく話せる場所へ行こうと言われたりしたら、空気に流されずに離れて大丈夫です。
大学周辺や学生が多いエリア
大学周辺や学生が多い駅も要注意です。
このエリアは、ひとりでいる若者が多く、話しかけても不自然に見えにくいです。
さらに、上京直後は友達やつながりを求めやすい時期なので、勉強会、交流会、将来の相談、いい仕事があるといった言葉で距離を詰められやすくなります。
東京都は、学校の友人やSNSで知り合った友人からのマルチ商法勧誘があると紹介しています。
特に気をつけたいのは、知り合ってすぐなのに、別の集まりや人を紹介したがる流れです。
友達づくりと勧誘は最初の雰囲気が似ていることがあるので、目的があいまいな誘いには一度立ち止まることが大切です。
SNSやマッチングアプリ経由の待ち合わせ場所
最近は、最初の接点が街中ではなくSNSやマッチングアプリということも増えています。
待ち合わせ場所は普通の駅前やカフェでも、その後に投資や副業、マルチ商法の勧誘へつながるケースがあります。
消費者庁は、マッチングアプリやSNSを通じた若者へのマルチ商法勧誘について、苦情が増えていると案内しています。
普通の場所で会うから安全とは限りません。
会う目的がふわっとしている。
いい話があるとだけ言われる。
会った後に別のイベントや事務所に誘われる。
こうした流れが出たら要注意です。
雑居ビルの事務所やマンションの一室
本当に警戒したいのは、最後に連れていかれる閉じた場所です。
東京都の資料では、路上で呼び止めたあと、喫茶店や営業所へ移し、帰れない状況や不安をあおって契約させる流れが紹介されています。
- マンションの一室
- 雑居ビルの事務所
- レンタルスペース
こうした場所は、外から見えにくく、複数人に囲まれると帰りたいと言いづらくなります。
消費者庁も、事務所や住居など密室へ訪問する場合には用心するよう呼びかけています。
要注意スポットに共通する特徴
要注意な勧誘スポットには、いくつか共通点があります。
- 人通りが多く声をかけても目立ちにくい
- 立ち止まりやすい
- ひとりでいても不自然じゃない
- そのまま別の場所へ移動させやすい
- 座って長く話しやすい
- 知人やSNS経由の誘いが自然に見える
場所の名前を覚えることも大事ですが、それ以上に、この条件がそろっている場所では少し警戒を上げることのほうが実用的です。
声をかけられた時の基本
要注意スポットを全部避けるのは現実的ではありません。
だからこそ、声をかけられた時の基本を持っておくと安心です。
- 立ち止まりすぎない
- その場で個人情報を出さない
- 別の場所へ移動しない
- 連絡先をすぐ交換しない
- 興味がなければ短く断る
- 困った時は消費者ホットライン188に相談する
消費者庁は、マルチ商法の勧誘を受けて困った時は188へ相談するよう案内しています。
おわりに
上京したばかりの時期は、人とのつながりがほしい気持ちも強くなります。
でも、やさしそうな声かけでも、目的があいまいだったり、その場で流れを握ろうとしたりするなら、離れて大丈夫です。
場所の名前より、そこで起きやすい流れを知っておくことが、東京で自分を守るいちばん現実的な備えになります。